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2022.09.01

「秋茄子は嫁に食わすな」の意味は?

こんにちは、「伝承の家」福島屋です。

 

皆さん、茄子はお好きですか。

茄子の旬は長く、5~10月頃の初夏から秋にかけてです。

また、9月頃から収穫されるものを「秋茄子」といいます。この「秋茄子」に因んだことわざ『秋茄子は嫁に食わすな』の意味をご紹介します。

実はこのことわざには3つの意味(説)があります。

 

①嫁いびり説

意地悪な姑説とも言われ、「秋に旬を迎え、美味しくなる茄子を嫁なんかに食べさせるのはもったいない」というお姑さんの意地悪な気持ちを表しているという説

 

②優しい姑説

茄子には身体を冷やす働きがあるので、涼しくなってきた秋に茄子を食べると、出産を控えたお嫁さんの体が冷えてしまうので、優しいお姑さんがお嫁さんを心配しているのだという説

 

③実は「嫁」とは「夜目(よめ:ネズミの意味)」を指すのだという説

正月三が日のみに使われる新年の『忌み(いみ)詩(ことば)』として「ネズミ」を「よめが君」と言うことがあるそうなので、「よめ」は「夜目」と書き「ネズミ」のことを指しているという説。

つまりは、美味しい秋茄子をネズミに食べさせるのはもったいないという事で、美味しいものを取られたくないという意味のようです。

 

このような3つの意味、皆さんはどこまでご存知だったでしょうか。

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