2023.09.07
「長月(ながつき)」の由来と意味
こんにちは、「伝承の家」福島屋です。
夏の暑さも落ち着き、少しずつ夜が長くなってくる9月。「秋の夜長」ともよく言いますね。
9月の別名と言えば「長月(ながつき)」です。
「長月」という呼び名は、その長くなっていく夜を差して「夜長月」と呼んだのが由来とされているようです。
ただ、旧暦の季節の感覚はひと月ほど早いので、実際には現在の9~10月ごろの気候を差していると思われます。
また、この時期は秋雨で雨が多いこともあり、「長雨月」とも呼ばれていました。
この「長雨月」が変化して「長月」になったという説もあるそうです。
9月の別名には他にも、稲刈月(いなかりづき)、稲熟月(いなあがりつき)、穂長月(ほながつき)と言ったように稲が実ることを差した呼び名もあり、これらが変化して「長月」になったとも言われていますが、確かではありません。
一番有力なのは「夜長月」が変化したという説のようです。