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2023.06.29

旧暦7月「文月」の由来

こんにちは、伝承の家「福島屋」です。

もうすぐ7月ですね。日本では旧暦7月を「文月(ふみつき)」と言います。

 

文月は「ふづき、ふみづき」と読み、その意味・由来・語源には諸説あるようです。なかでも「文被月(ふみひろげづき、ふみひらきづき)」が略されて「文月」に転じたという説は有力です。

この文被月とは、書道の上達を祈って、短冊に歌や願い事などを書く、七夕の行事にちなんだ呼び方だといわれています。

しかし奈良時代に中国から伝わった七夕は、古来日本にはなかった行事であり、疑問視する声もあります。

 

ほかにも、収穫が近づくにつれて稲穂が膨らむことから「穂含月(ほふみづき)」「含月(ふくむづき)」が転じて「文月(ふづき)」になったという説、稲穂の膨らみが見られる月であることから「穂見月(ほみづき)」が転じたという説もあります。

 

「文月」の由来・語源にも色々あるのですね。

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