2024.03.21
お花見といえば梅?
こんにちは、「伝承の家」福島屋です。
3月も下旬となり、お花見の季節が近づいてきましたね。
今はお花見といえば桜ですが、昔々の奈良時代はお花見の時には、桜よりも香りが高い中国から伝来した「梅」を見ていました。
実際、既存する最古の和歌集でもある『万葉集』でも、桜を詠んだ歌が43首なのに、梅を詠んだ歌は110首以上あります。
奈良時代には、梅の方が倍以上人気だったことが分かります。しかし、平安時代に作られた『古今和歌集』には桜が70首、梅が18首となり、人気が桜になっています。
梅の花も中国伝来の花だったため、日本古来の花である桜が注目をあびたのかもしれません。
今まで梅のお花見をしたことはほとんどなかったのですが、梅のお花見もなかなかいいものかもしれませんね。
また、昨日発表された桜の開花予報では、熊谷では3月26日に開花、4月1日満開とのことでした。
桜の咲く季節ももうすぐと思うと、今からワクワクしてきますね。