障子のおはなし
2018年9月17日
カテゴリー: 伝承コラム
こんにちは、[伝承の家]の福島屋です。
9月ももう折り返しですね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は”障子”についてお話ししたいと思います。
自宅に取り付けている方や、
旅館やお寺などで目にしている方も多いかと思います。
そんな日本人に馴染み深い”障子”ですが、
実は、平安時代から受け継がれる伝統ある建具なんです。
元々は戸・襖・ついたて・屏風等を『障子』と呼び、
現在一般的に使われている形のものを、『明かり障子』と呼んでいたそうです。
明かり障子が誕生したことにより、
戸を開けずに、部屋の中に自然な光を入れることができ、
さらには風や寒さも防ぐことができるようになりました。
また、障子紙は吸湿性・断熱性の機能も兼ね備えていますので
湿気の多い日本の気候には適した建具と言えます。
障子は和室だけでなく、洋室とも相性が抜群なため、
今日まで廃れることなく、取り入れられています。
ちなみに、伝承の家の”雅”には障子があり、
障子紙は細川紙を使用しています。
是非、現地でご覧になっていただければと思います。
現在、展示場の方は完成に近づいておりますので、
もう少々お待ちくださいませ。