障壁画

こんにちは。
〔伝承の家〕設計の黒岩です。
『日本美術を知れば、伝統建築の仕組みが解る』
ということで、今回は障壁画についてご紹介します。

※障壁画とは
襖(ふすま)・衝立(ついたて)などに描いた障子絵、床の間・違い棚や長押(なげし)の上の壁などに貼(は)りつけた壁貼付(はりつけ)絵などの総称。
そもそも作品単体で見るのではなく、“この空間をどう見せるか、どう装飾するか”というテーマに基づいて描かれるもの。

また襖は本来建具なので、動かすことが前提です。襖の開け閉めによって物理的に景色が“動く”時にどんな視覚効果を狙うのか。
例えば織田信長の安土城では、三上山の描かれた襖を開けると、その向こうに本物の山が見えたといいます。
こうした外部との連続性を作ることも特徴の一つ。
さらに部屋にはそれぞれ機能や格式があるので、その序列に従って画題や筆法が選ばれます。