長屋
2019年5月30日
カテゴリー: 伝承コラム
皆様、こんにちは。
「伝承の家」の福島屋です。
5月の割に暑い日が続いていますね。
熱中症にはお気を付けください!
さて、江戸時代について調べていたら
「長屋」のお話が出てきました。
「長屋」といえば何となく江戸時代のイメージがありますが…、
実際に江戸では約半数がこの長屋であったとされています。
長屋はその名の通り、ながーい建物をいくつかに区切った集合住宅のことです。
住人は皆顔見知り、お隣とは薄い壁で仕切られており生活音は筒抜け、
井戸やトイレは共同、まるで家族同然の暮らしです。
お部屋の広さは、一般的なサイズで「9尺2間」=6畳ワンルーム。
住人たちは必要最低限の物で生活をしていたとされています。
また、年に一度の七夕には住人総出で井戸掃除をして、
最後には井戸神様にお酒や塩をあげたりもしたのだそうです。
長屋には地方出身者も多かったようで、
初対面の人には、出身地や家族についてなどは聞かないというルールがあったとのことです。
なんだか私の中での「長屋」のイメージがガラリと変わりました…!
ルールや行事などもちゃんとあって、意外と快適な暮らしだったのかもしれませんね。
それでは今回はこの辺で。