蓮の花

こんにちは。
〔伝承の家〕設計の黒岩です。
先日研修旅行で京都、平等院へ行ってきました。

“鳳凰堂”(ほうおうどう)国宝。
平安時代後期、天喜元年(1053)に、時の関白藤原頼通によって建立された阿弥陀堂です。最も大きな特徴は池の中島に建てられていることで、あたかも極楽の宝池に浮かぶ宮殿のように、その美しい姿を水面に映しています。鳳凰堂を正面から見た姿が、翼を広げた鳥のように見えることと、屋根上に1対の鳳凰が据えられていることから、江戸時代始め頃より『鳳凰堂』と呼ばれるようになりました。鳳凰堂は東方に面して建てられ、阿字池を隔てて西方に極楽浄土があることを示しています。

平安時代に記された『続本朝往生伝』(ぞくほんちょうおうじょうでん)という本には、
「極楽いぶかしくば宇治の御寺をうやまえ」
という一節があります。

極楽というものが疑わしければ、宇治の御寺に行ってごらんなさい、といった意味で、頼通は宇治の景勝、さらに宇治が育んできた歴史をも借景にして、極楽浄土を見事に具現したのです。
周りに咲く蓮の花がより一層極楽浄土のイメージを強くしました。