毎週土曜日は…(No.2)
2019年3月23日
カテゴリー: 伝承コラム
皆様こんにちは。
「伝承の家」の福島屋です。
神様こそ伝承の代表ではないか!ということで、
今週も引き続き、『神様のお話』をしたいと思います。
(「家関係なくない?」という言葉は飲み込んでくださいね!)
さて第2回目は、お賽銭・おみくじ・御朱印について掘り下げます。
①お賽銭
皆様も参拝された際にはお賽銭を入れるかと思いますが、
このお賽銭、もとはお米でした。
お米を白い紙に包んで巻いた「おひねり」が簡易的になり、お金を入れるようになったのです。
記紀神話によると、アマテラスは孫にあたるニニギノミコトが
地上に降臨する際に稲を授け、地上を治めるように言ったとのことです。
まさに「お米は神様からの恵みである」ということですね。
お賽銭そのものは、どちらかというと祈願のためというよりも、感謝の意味合いの方が正しいようですね。
②おみくじ
まずおみくじの吉凶の順序ですが…、
大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶・大凶の順番が一般的とされています。
神社によっては小吉と末吉の間に吉が入ったり、凶や大凶がないものもあります。
そしてこのおみくじを大吉はアタリ、凶はハズレなんて認識で引いてはいませんか?
(私はそんな認識でした!)
そもそもおみくじとは、“ 神様のご意思を知るため ” に引くのであり
結果が悪かったから引き直す、というのは意味がないのだそう。
吉凶の結果を重視するのではなく、おみくじの中身をよく読むことが大切なのですね。
③御朱印
最近ではデザイン性を兼ね備えたものも増えている御朱印ですが、
最後に押される朱色の印は魔よけの効果があると言われています。
神職の方の直筆で丁寧に書かれたものでもありますから、
お守りとして大切に扱うべきものなのです。
ということで、
今回も長くなってしまいました。
次回は何をお話ししようか…また来週です。
それでは。