椅子のススメ③

こんにちは。
〔伝承の家〕設計の黒岩です。
椅子のススメ、第三弾。
畳敷きの和室にピッタリの椅子。

“低座イス” ~歌舞伎の名役者も愛用するジャパニーズモダン~
 デザイナー:坂倉準三建築研究所(担当:長大作)
 発表:1960年

 座面までの高さは29cm。あぐらをかいたり、足を投げ出したりと自在な座り方が可能。
厚みのあるクッションが身体を受けとめ、無理なく立ち上がれるなど、年配の方にも優しい設計。
脚部は畳やじゅうたんが傷まないように、ソリのようなかたちにするなど、細部にまで気が配られています。

 1960年、第12回ミラノ・トリエンナーレで発表された“低座イス”は戦後の日本の復興を世界に示した一脚。
このジャパニーズモダンの傑作をデザインしたのが、長大作。
 先代松本幸四郎(白鸚)の義母が和室で腰かけるための椅子を依頼され、生み出された低座イス。
当代の松本幸四郎も楽屋などで愛用しているそう。