日本の伝統色【茶色】

こんにちは。
〔伝承の家〕設計の黒岩です。

日本の伝統色【茶色】(ちゃいろ)
お茶の普及とともに栄えた、江戸の流行色

 暗い灰みの黄赤。茶染および茶染のような色調の色名。
中国からお茶が伝わった平安時代以降、茶の湯は上流階級のものでしたが、
江戸時代中期に町人文化が栄えると、お茶を飲むことが庶民にも習慣化しました。
そこで、蒸した茶の葉を煮出した汁の染色をさして、茶色の色名が生まれたのです。
茶葉以外に、土や砂や樹木など自然界には茶色の染料が豊富にあります。
そのため茶色は赤系から黄系まで豊かな色相を持ちますが、茶色の染色法のすべては茶染、
色は茶色と統一して呼ばれるようになりました。江戸時代は茶色の全盛期で、
「四十八茶百鼠」(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)の言葉がつくられたほど
多くの色が生まれ、庶民に愛好されました。