日本の伝統色【胡粉】

こんにちは。

〔伝承の家〕設計の黒岩です。

“日本の伝統色シリーズ”【胡粉】(ごふん)
ネイルや石鹸にも使われている天然顔料の色

 固有の白色顔料の色をさします。胡の国(西域)からもたらされた粉の意味から
中国で「胡粉」と呼ばれた顔料で、奈良時代に渡米しました。しかし当時、
胡粉とされたのは「鉛白」(えんぱく)のこと。鉛白は湿度が高いと黒く変色し、
人体への毒性もあったため、鎌倉時代からは、いたぼ牡蠣などの貝殻を焼いて砕き、
粉末にした胡粉が用いられるようになりました。より白色度の高いものにはハマグリが
用いられたといいます。日本画の白色絵具だけではなく、建物の彩色にも使われています。
石灰石に同じ処理を施してつくる顔料も胡粉と呼ばれます。貝殻からつくる天然顔料として、
現代ではネイルや石鹸にも活用されています。