日本の伝統色【弁柄色】

こんにちは。

〔伝承の家〕設計の黒岩です。

“日本の伝統色シリーズ”【弁柄色】(べんがらいろ)
茶屋の軒先に残る
赤色顔料の色
 暗い赤みの茶色。紅殻(べにがら)、紅柄(べにがら)、榜葛刺(べんがら)
とも表記されます。弁柄は土の中で酸化した鉄分を主成分とした赤色顔料です。
日本での歴史は朱と同じくらい古く、旧石器時代の遺跡から出土した土器の彩色に
弁柄が用いられています。インドのベンガル地方が良質の産地だったため、当て字による
この色名がつきました。日光に当たっても変色しにくく耐熱性にも優れることから、
壁、瓦、柱、格子戸など建造物の塗料に用いられています。当時の遊郭や茶屋町では、
黒板塀と弁柄格子や壁の赤色が美しいコントラストをみせました。現代でも浅草の雷門、
京都の祇園、金沢のひがし茶屋街などに往時の面影が残っています。