新たな気づき

こんにちは、[伝承の家]の福島屋です。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

本日は少し寒いですが、

最近は暖かい日が続いて、春の訪れもそう遠くはなさそうですね。

 

さて…、本日のお話へと移ります。

私は数年前から海外掲示板の翻訳サイトを見るのが好きで、

今でも毎日チェックしているのですが、

特に日本について書かれているものはおすすめしたいくらいに面白いです。

海外の人々の日本のイメージや伝統文化への認識など、

様々な角度からの意見を知ることができます。

 

特にはっとさせられたのは日本の伝統技術である『金継ぎ(金繕い)』に関しての項目でした。

金継ぎとは、割れてしまったり欠けてしまった器を漆で接着し

そのつなぎ目に金や銀などの粉をまく修理方法です。

この技法に感動したという外国の人々が非常に多かったことが印象的でした。

 

そのコメントの中には、

『一度壊れたものでも、より美しくなることができるなんて。』

『痛みやネガティブな出来事からもアートが生まれる。』

『壊れる前より美しくするという考えはとてもロマンチック。』

など、“金継ぎ”という技法の中に「精神性」を見出し、

今の自分の状況と照らし合わせている方がたくさんいました。

 

「物を大切にする」という考えは日本に古くから伝わる精神だと思いますが、

大量生産が主流になり、安価で便利なものが手に入る時代となり

その精神はだんだんと薄れてきてしまっているように感じます。

便利さの誘惑で溢れている環境で、この生活をすぐに大きく変えることは難しいですが

頭の片隅にこの金継ぎのような精神を宿していきたいなと思っています。

 

日本で日本人として暮らしているとなかなか気づかない、素晴らしい魅力が

私達の身の回りにはたくさんあるのかもしれませんね。

 

それでは。