住まい研究室【軒の出】

軒の出の深さ、気にされたことはありますか?

家の中に入ってしまうとなかなか気づきにくいけれど、実は家のパーツの中でも大きな存在感を放つもの……それが「軒の出」です。
屋根形状やそこに付随する軒の出の長さによって、住まいの印象も大分違ってきます。
今回はそんな「軒の出」について考えてみましょう。
どのくらいの軒の長さが多い?

実際にお住まいを建てられている方の中では、どのくらいの軒の出の長さが多いのでしょうか?
平成29年度の「フラット35 住宅使用実態調査」においては、上のグラフのような調査結果が出ています。
全国的には「60cm以上80cm未満」の軒の出が32.8%と最も多く、首都圏では0cm~60cm未満の軒の出の割合が78.2%となっています。
特に東京都と神奈川県においては軒の出が小さい傾向にあるようで、軒の出の平均は30cm台となっています。
軒の出を深くすることのメリット
福島屋でご建築いただく方の軒の出で、一番多いのは「80cm以上100cm未満」です。
軒下空間と合わせると、実に180cm~200cm程となる深い軒の出が人気となっています。
深い軒の出や軒下空間で作られた外観が気に入られて取り入れられる、という方ももちろん多いのですが、
降雨から外壁を保護したり、夏場などはこの深い軒の出が直射日光を遮って家の中に熱を入れさせない役割も果たすなどのメリットもあります。

古き良き時代の軒下空間

昔の軒下は半分公共の扱い(道など)だったところもあったようで、深い軒の出が多い京都などでは、「軒下を通っていけば雨にぬれずに家まで帰れる」とも言われていたそうです。(今では勝手に人の家に入ったら不法侵入になってしまいますが……)
軒天材にも木材を使う

軒天材にも木材を使うと、見上げた時に美しさが際立ちます。
経年変化はどうしても避けられませんが、ふと自分の家を見上げた時、むしろその変化する様子を愉しんでいただけると良いですね。

屋根の裏側で目立たないと思いきや、意外と重要な「軒の出」。
展示場では深い軒下空間をご覧いただけますので、ぜひ一度ご体感いただいてはいかがでしょうか。
もちろん、軒の浅いスタイリッシュでモダンなお住まいづくりもできますので、
ご自身のお好みの軒の出長さをこの機会にお考えいただければ幸いです。