伝統建築⑱

こんにちは。

〔伝承の家〕設計の黒岩です。

伝統建築第十八弾。

“千畳閣”(せんじょうかく)

 

 

 

 

 

 

 

豊臣秀吉が、千部経読誦するために天正十五年(1587)に発願し、安国寺恵瓊に命じ建立した本瓦葺き入母屋造りの大経堂。

847枚分の大空間には板壁も天井板もなく、武骨な太い柱梁が露出したワイルドな建築。

海と嚴島神社を見晴らす立地と、大量の柱が立ち並ぶ大空間の迫力に秀吉のスケールの大きさを感じる。秀吉は殿様から平民のことまで理解する政治センスと剛胆さで、国全体に力を与えるような新しい空間を構想していた人だとわかる貴重な建築。