伝統建築⑭

こんにちは。

〔伝承の家〕設計の黒岩です。

伝統建築第十四弾。

“伊勢神宮”(いせじんぐう) 

『日本書紀』によると垂仁天皇の皇女・倭姫命に天照大御神のお告げがあり、伊勢に鎮座することが決まったとされる。式年遷宮は690年開始。日本人の心のふるさとともいわれる。

 

 天照大御神を祀る内宮(皇大神宮)と豊受大御神を祀る外宮(豊受大神宮)で構成される伊勢神宮の正式名称は『神宮』であり、全国の神社の本宗。周辺に125ある社のうち、内宮・外宮の正宮と14の別宮は20年に一度、隣の敷地に同じ姿で社殿を建て替え、ご神体を遷す式年遷宮が行われる。

 

 遷宮の造営は、外宮の森の奥にある山田工作所が担う。工作所では御用材の水中養生・製材・加工・乾燥などを行い、次の遷宮に向けて多くの職人たちが働く。

素材のみならず、技術・人材など、遷宮という大祭を続けるための環境を未来へ引き継ぐことが文化となっている。20年というのは長い歴史の中で建物の劣化、大工の技術継承、干飯の保存期間などを考えて妥当な月日として決まったのではないかということです。