伝統建築⑫
2019年7月1日
カテゴリー: 伝承コラム
こんにちは。
〔伝承の家〕設計の黒岩です。
伝統建築第十二弾。
“桂離宮”(かつらりきゅう)
17世紀初めから中頃までに八条宮初代智仁親王、二代智忠親王により造営された建築群と庭園。
書院や複数の茶亭を備える。約7万㎡の敷地の中で、約5万8,000㎡を占める回遊式の庭園は、
日本庭園として最高の名園と呼ばれている。
古書院から中書院・新御殿を見る。いずれも数寄屋風書院造。
建物が雁行して(ジグザグに)配置されているのは、通風や眺望に配慮したもの。
床が高いのは桂川の氾濫による水害を避けるためとも、月や庭をより間近に愛でるためとも言われている。