伝統建築⑦

こんにちは。

〔伝承の家〕設計の黒岩です。

伝統建築第七弾。

“如庵”(じょあん) 国宝。

1618年ころ竣工。織田有楽斎が京都・建仁寺の塔頭、正伝院に建てられたとされる。

明治以降、各地に移築され、現在は名鉄犬山ホテル敷地内(有楽苑)にあり、月に一度内部見学会が催される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古くから“待庵”と並び称されてきた茶室“如庵”。国宝という共通点もあるが、その姿は対照的。

引き算を突き詰めた究極の茶室“待庵”に対して、今の時代にも人を和ませるおおらかさ、

伸びやかさがある“如庵”。それはストイックな千利休と、織田信長の弟でありながら自らは乱世を乗り切り、長寿を得たという織田有楽斎の違いではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二畳半台目の茶室には、謎の三角地帯がある。三方を壁に囲まれて入ることも出来ない。

この壁の前にある三角形の地板は亭主が茶道口と客席を行き来する通路なのだが、三方壁に囲まれたそれは謎のスペースである。

これにより生まれた斜めのラインは、遊び心と空間の中に流れを生み、何倍も広く感じられる『ナナメの美学』です。