三和土土間
2020年5月28日
カテゴリー: 伝承コラム
こんにちは、「伝承の家」の福島屋です。
本日は「三和土土間」についてお話しします。
ところで皆さん「三和土」・・・これ、何と読むかご存知ですか。「三和土」は「たたき」と呼ばれ、とある土の種類のことを言います。
もともとは、「敲き土(たたきつち)」という土なのですが、これを簡略していつの日にか三和土と呼ばれるようになりました。
この土は、赤土や砂利などを消石灰やにがりを混ぜて練った土です。
3種類の材料を合わせて作られることから、三和土と呼ばれるようになったのだとか。
当時は、主に土間に使用されており、塗って敲いて固めることで、セメントまではいかないものの、近い仕上がりになります。
今はセメントの技術が進歩している上に、土間を作る建築物もほとんどないことからあまり使われていないようですが、こだわりのある家屋では三和土を用いたり、土間をDIYで作るという方もまれにいらっしゃるようです。
現代家屋では土間自体少なくなりましたが、弊社のモデルハウス『雅』では、あえて取り入れることで他とは一味違う趣のある空間を作り出しています。
今まで、三和土土間を見たことのない方、必見です。ぜひお気軽に見に来てくださいね。