シックハウス症候群
2018年11月19日
カテゴリー: 伝承コラム
こんにちは、[伝承の家]の福島屋です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今回は“家づくり”を考えるうえで欠かせないお話しです。
皆様は、“VOC”という言葉をご存知ですか?
これは、住宅の建材や内装材から放出される
ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物のことで『シックハウス症候群』の原因になるものです。
シックハウス症候群の症状としては、
めまい・吐き気・頭痛・喉の痛み・鼻水・肌や粘膜の乾燥などが挙げられます。
これらの症状が悪化していくと、少量の化学物質でも反応してしまう
「化学物質過敏症」になる恐れもあります。
症状が風邪によく似ていて見分けがつきにくいですが
シックハウス症候群はその建物から離れると症状が和らぐのが特徴です。
では、そんな恐ろしいシックハウス症候群に打つ手はあるのでしょうか。
まず対策として挙げれるのは、
建材や塗料などを自然素材にする、ということです。
ここの部分については、次回詳しくお話ししていきたいと思います。
これから家づくりや建て替えを考えているという方はぜひ検討してみてください。
また、今すぐにできる対策は“換気”と“こまめな掃除”です。
風の通り道を把握してこまめにしていくことがポイントです。
それらにプラスして、乾燥・殺菌効果のある太陽光を活用するのも効果的です。
『シックハウス症候群』は個人差があり、
化学物質の影響を受けない人もいれば、大きな影響を受けてしまう人もいます。
また今まで全く症状がなかったのに、新築に引っ越しをしたら
途端に体調が悪くなり、リフォームをすることに…なんてことにもなりかねません。
私たちの健康に関わってくるということと、
人間の生活の基本である 衣・食・住 の“住”の部分です。
これを機に、住環境についてお考えいただけたらと思います。
次回は木材のお話しをしていきたいと思います。
今回につながってくる部分でもありますので、
ぜひ目を通していただければと思います。
それでは。