ひな祭り①
2020年2月25日
カテゴリー: 雑学
こんにちは。
〔伝承の家〕設計の黒岩です。
春の訪れを感じる今日この頃。
もうすぐひな祭りですね。
ひな祭りは女の子の健やかな成長を願う行事。「桃の節句」とも呼ばれ、
ひな人形に桜や桃の花、雛あられや菱餅などを飾ったり、
ちらし寿司やハマグリの料理を楽しむ節句祭りのひとつです。
「ひな人形」を飾るなど日本各地でイベントが開催されています。
この「ひな人形」、おひな様に女の子のけがれを移し厄災を身代わりなってもらう
という意味が込められているそうで、実はもともとのひな祭りは
「女の子のための行事」ではなかったようです。
ひな祭りの由来は中国から伝わった「五節句」という行事のひとつ「上巳」。
季節の節目を意味する「節」のころは、昔から邪気が入りやすいとされていました。
五節句のひとつ上巳には、中国では川で身を清める習慣がありましたが、
日本では紙などで作った人形で自分の体を撫でて穢れを移し川に流すことで邪気祓いをする行事として広がっていきました。
人形を流して邪気をはらうこの風習が、現在でも残るひな祭りの行事「流し雛」のルーツと言われています。
時代とともに人形作りの技術が発展し立派な人形が作られるようになり、
やがて人形は川に流されるものから飾るものに変わっていきました。
そして江戸時代に入り女の子のための行事として定着することとなったのです。