こけし
2019年4月25日
カテゴリー: 伝承コラム
皆様、こんにちは。
「伝承の家」の福島屋です。
本日は、伝承の家に関連付けて「木製の伝統小物」を取り上げます。
皆様も一度は目にしたことがある、または家にあるかもしれない“こけし”です。
仙台駅の土産物店にたくさんあって「なんでだ?」と思っておりましたが、
宮城の伝統工芸品だと知って納得いたしました!
東北地方を代表する工芸品なんですね。
産地もいくつかあり、系統によって特徴があるんだそうです。
➀土湯系(福島県)三大発祥地のひとつ。
➁弥治郎系(宮城県)
➂遠刈田系(宮城県)三大発祥地のひとつ。
➃鳴子系(宮城県)三大発祥地のひとつ。
➄作並系(宮城県)
➅肘折系(山形県)
➆山形系(山形県)
➇蔵王系(山形県)
➈木地山系(秋田県)
➉南部系(岩手県)
⑪津軽系(青森県)
「こけし」と一口に言ってもこんなに種類があるのですね。
ちなみに、こけしは江戸時代末期に温泉地のお土産として生まれました。
そもそもこけしは子どものおもちゃだったのだそうで、
昔は、今のような大きさではなく子どもの手で握れるサイズのお人形でした。
私は小さい頃、お雛様と同様こけしが怖く、「見たくない!」なんて訴えたこともあり…
棚の奥に置いたまま、今日まで放置してしまっていました…。
それでは、本日はこの辺で。